Fukushima Obstetrics and Gynecology Association
【 緊急 】
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンを接種しましょう!( キャッチアップ接種 )
◎ キャッチアップ接種対象者
平成9年度生まれ~平成19年度生まれ( 誕生日が、1997年4月2日~2008年
4月1日 )の女性で、過去にHPVワクチンを3回接種していない方。
◎ 公費による接種(無料)は、2024年度末( 2025年3月31日 )まで
ワクチン接種は合計3回で、完了するまで 最短で約4か月を要します。接種期間を過ぎた場合の接種費用は全額自己負担となります。 2024年11月末までに接種を始めると、
2025年3月31日まで、3回の接種が終了し、すべて公費負担で接種することができます。
自己負担の場合、1回約3万円、3回合計約10万の負担となります。( ワクチンの種類、施設により支払額が異なります )。
◎ HPVワクチンは、子宮頸がんを予防できる
HPVの感染が子宮頸がんの原因と考えられています。
9価HPVワクチン( シルガード® 9 )の接種で、子宮頸がんの9割以上を予防できます。
◎ 副反応に関して
HPVワクチンの接種については、専門家の会議において継続的に議論されてきて、
令和3(2021)年11月12日に開催された会議において、安全性について特段の懸念が
認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められて
います。HPVワクチンに限らず、日本で承認されているすべてのワクチンについて、
ワクチン接種によって、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような
障害が残るなどの健康被害が生じた場合は、申請し認定されると、法律に基づく救済
(医療費、障害年金等の給付)が受けられます。
◎ 子宮頸がん検診に関して
HPVワクチンを接種しても、20歳になったら定期的に子宮頸がん検診を受けることが
大切です。
◎ HPVワクチン接種の流れ
お手元に市町村が発行した予診票がある場合は、接種できる医療機関に申し込んで受けてください。予診票がない場合は、住所地の市町村にお問い合わせください。
◎ 受診時に持っていくもの
予診票(キャッチアップ接種用)、母子健康手帳、健康保険証
HPVワクチン接種可能な県内産婦人科医療機関は、下記サイトを参考にしてください。
医療機関案内 | 福島県産婦人科医会 (fukushima-aog.jp)
HPVワクチンの情報は、日本医師会で配信しているYouTubeが参考になります。
「教えて!日医君!~ HPVワクチン~」 (youtube.com)
「教えて!日医君!HPVワクチン2~知っていますか?若い世代に増えている子宮頸がん~」 (youtube.com)
子宮頸がんを予防するワクチンの疑問に答える座談会 (youtube.com)