〇　人生100年時代の働き方を考える

労働時間や家庭等の個々人の状況によって、ワーク・ライフ・バランスを考える多様な働き方が求められる。

 

〇　医師過剰時代の到来

厚生労働省によれば、2029年に医師の需給が均衡すると推計している。

AIの導入により、診断と治療が合理化される。

 

〇　つぶしがきく医師になるには、

長く幸せに働き続けるためには、スキルが高く、貴重で需要が高い医師が求められる。

産婦人科は、内科系の知識から、外科系の技能まで、幅広く知識及び技能が習得できます。

基本領域の産婦人科専門医の資格を得ると、次に　サブスペシャルティの専門医の資格を得ることができます。

周産期専門医（母体、胎児）、婦人科腫瘍専門医、生殖医療専門医、及び、女性ヘルスケア専門医と大きく4分野に分かれております。サブスペシャルティの資格を一つだけでなく、２つ以上も習得する医師がおります。

その他、産業医、スポーツドクター、漢方専門医、抗加齢医学専門医、超音波専門医、細胞診専門医、ドック検診、性教育などに、産婦人科の知識や技能が生かされます。

人生100年時代、長い就業期間（40-50年）の中では、転職（転科）や起業を行うなどの多様なキャリア形成、「人生の再設計」が必要な時期がくることが多々あります。その時、産婦人科医師は、産婦人科の領域の中で、ワーク・ライフ・バランスにあわせて、仕事を変化させることも可能です。

 

〇　産業医

産業医とは、事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師を云います。女性の多い職場では、産婦人科医師が活躍できることもあります。

 

〇　スポーツドクター

アスリートの健康管理やケガの診断・治療・予防を行う。女性アスリートの診療をする場合は、婦人科の知識も必須。近年、女性アスリートの無月経や骨粗しょう症、摂食障害などの問題も浮き彫りになっています。

 

〇　漢方専門医

思春期や更年期の症状に、漢方薬でよく治療されます。

 

〇　性教育　

小学校、中学校及び高校等において、授業を行います。まだまだ人材が不足しております。

 

〇　抗加齢（アンチエイジング）医学専門医

生活習慣を改善し、健康長寿を目指すための医学です。内科、皮膚科はもとより、婦人科、泌尿器科など各科に渡る全身医学です。