Fukushima Obstetrics and Gynecology Association
県産婦人科医会会長挨拶
福島県産婦人科医会長
本多 つよし
福島県民の皆様、私は本多つよしと申します。令和5年4月1日より、福島県産婦人科医会の会長に就任いたしました。出身地は福島県いわき市小名浜です。地元の高校を卒業後、福島県立医科大学に入学し、昭和62年に卒業いたしました。
私は、この素晴らしい医療の現場で産婦人科医として長年にわたり携わってきました。福島県は、美しい自然と豊かな歴史を持つ地域であり、私たちの仕事は、この素敵な地域の女性たちの健康と幸せを守るという重要な役割を果たしていると自負しております。
現在、社会は急速に変化しており、医療の世界も例外ではありません。私たちは、新しい技術や研究の進歩に常に目を向け、最先端の医療を提供するために努力しています。しかし、技術の進歩だけでなく、人間性と思いやりも大切な要素です。私たちは、患者さん一人ひとりに寄り添い、心からのサポートを提供することを忘れてはなりません。
私の任期中には、福島県産婦人科医会の使命を果たすために、以下の重点項目に取り組んでまいります。
まず第一に、地域の女性たちの健康増進に向けた啓発活動の充実です。私たちは、予防医療の重要性を広く啓発し、定期的な健康チェックや予防接種などを推進することで、女性たちの健康をサポートします。令和5年4月より9価のHPVワクチンが定期接種に組み込まれました。これを機に、ワクチン接種とがん検診と組み合わせていくことにより、子宮頸がんを制圧していこうと考えております。
第二に、産婦人科医療の質の向上です。私たちは、継続的な専門知識の向上を図るための研修やセミナーの開催を推進します。また、最新の診療ガイドラインや治療法に基づき、患者さんに対して最良の医療を提供するための努力を惜しみません。県内の産婦人科医療は福島県立医科大学を中心として、非常にまとまっております。この形をさらに進化させるべく、日々努力をしてまいる所存です。
最後に、連携と情報共有の強化です。福島県内の産婦人科医療機関は多岐にわたり、それぞれが得意とする分野や特色を持っています。私たちは、各施設との連携をより一層深め、情報や知識の共有を通じて相互の成長を促進しながら、さらに一段上の医療を目指します。
福島県産婦人科医会は、地域の女性たちの健康と幸せを守るために存在します。私は、この素晴らしいチームと共に、使命を果たすために全力を尽くします。皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
新しい時代の産婦人科医療の一翼を担うという責任を胸に、私は新会長として皆様にお仕えすることを誓います。どうぞよろしくお願いいたします。
福島県産婦人科医会について
福島県産婦人科医会は母性の生命健康を保護するとともに、女性の健康保持・増進を図ることを目的に活動しています。
里帰り出産を希望する方へ
予約制をとっている施設が多くなっておりますので、お早めに希望施設にご相談願います。